坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

禍々しいものに惹かれてしまう

『セルビアン・フィルム』とか『マーターズ』とか『ムカデ人間』とか、そういう禍々しい雰囲気につつまれた映画が好きだ。 僕は子供の頃からホラー映画が好きで、人が残酷なかたちで殺されたりする場面が続くような映画を、よくたて続けに観ては喜んでいた。…

友達は休んでもいい

最近読んだマンガで、「やめてみた」というコミックエッセイがある。 主人公の女性が、「身の回りのいろんなことをやめてみることでスッキリお悩み解決!」ということで、よくある断捨離系のお話なのかなと、あまり期待せずに読んでいたら、思わずはっとさせ…

電子書籍はいつ買えばいいんだろう問題

紙の本を買わなくなった。 自室の本棚から本が溢れ出し、まるで高層ビル群のように床に積み上がった本の束を見上げるたびに、「もう二度と紙の本は買わない」という決意を固くさせられる。そんなこんなでここ2~3年ほどは、よほどのことがない限り電子書籍…

このブログについて

今年の春くらいからこのブログを始めたのだが、実は僕は、はてなブログ歴はとても長い。ここで始めるよりかなり以前から、別のアカウントで長年やってきていて、おそらく10年くらいは続けていたと思う。 そのブログは、リアルの友人・知人や家族からも見ら…

たかが、お金

お金とは、なんだろうか。 若い頃の僕は、お金とは、自分自身の価値を周りの人々に示すためのツールだと思っていた。ロールプレイングゲームで経験値を貯めるとレベルが少しづつ上がっていくように、昇給や転職の度に給与明細の支給額が上がっていく。それを…

誰がWindowsXPを殺すのか?

最近、会社のメールに、社外からよくウィルス入りのメールが送られてくるらしい。この手のウィルスメールは、以前だったら、文面が英語だったり、一部怪しい感じの日本語で書かれていたりしたものだ。ところが、最近のやつは非常に自然な文面を装っていて、…

Webサービス作りたいマン(後編)

sakamoto2.hateblo.jp ↑↑↑↑↑ 前編はこちら なんとなくで適当に作って公開していただけのWebサービスだったのだが、その開発記録を某技術雑誌で連載することになってしまい、意外な展開になってきたことに自分でも驚きを感じていた。原稿を書き始める前に、ま…

Webサービス作りたいマン(前編)

その昔、個人的な趣味でWebサービスを作って世間に公開するのが流行った時期があった。phaさんのホッテントリメーカーとか、他にも色んな人が色んなサービスを楽しみながら作ったり、できあがったもので遊んだりしていた。僕も当時その流れに乗って、何か面…

おかしな婚活サイト

nakazye.hatenablog.com こちらのエントリを読ませていただいて、昔自分が使っていた婚活サイトのことをふと思い出した。 通常こういった「男女の出会い」を目的としたサイトは、入会すると最初に自分のプロフィールを登録させられて、次に希望する交際相手…

夏の葬列

毎年、こんなふうに夏の暑い時期になると、決まって思い返すことがある。 あれは僕が二十代の後半にさしかかった頃に起きた事だから、かなり以前の話になる。 当時勤めていた会社で一緒に仕事をしていた先輩が、ある日急に亡くなったのだ。 当時のその職場は…

はじめてのオフ会

今から20年ほど前、インターネットが一般家庭で普及を始めた頃、僕は自分でホームページを作ってWEB上に公開していた。これはかなり悪趣味なホームページで、当時の海外サイトから集めてきた大量の死体写真と、気違いじみた自分の文章を組み合わせて、前衛…

白いしるし

西加奈子さんの「白いしるし」という小説を読んだ。 今年の正月に、「共感百景」というテレビ番組が流れていて、そこに西加奈子さんが出ていて、とても面白い人だなと思ったのが、この作家さんを最初に知ったきっかけだった。その番組は、「提示されたお題に…

ありがとう…ごめんね…

昔から、北野武監督の映画が好きで、これまで公開された作品はほぼ全て観てきた。このゴルデンウィーク中にふと思い立って、「HANA-BI」をもう一度観返してみることにした。北野映画の中でもとりわけ僕が好きなこの作品、劇場公開されたのがもう20年ほど前…

心の中のからっぽ

子供の頃から僕は、大勢でわいわいと話をするような場面が苦手だった。 あまり知らない人たちと笑顔で「雑談」するとか至難の業だったので、そういったいわゆる「人付き合いスキル」が必要な場面で、とても苦労することが多かったのだ。 それでも学生時代は…