坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

電子書籍はいつ買えばいいんだろう問題

紙の本を買わなくなった。

 

 

自室の本棚から本が溢れ出し、まるで高層ビル群のように床に積み上がった本の束を見上げるたびに、「もう二度と紙の本は買わない」という決意を固くさせられる。
そんなこんなでここ2~3年ほどは、よほどのことがない限り電子書籍を買うようにしている。

 

 

そこで浮上するのが、タイトルに掲げた「電子書籍はいつ買えばいいんだろう問題」である。
電子書籍って、結構頻繁にセールをやっているので、一体いつ買えば一番オトクなのかが非常にわかりづらくなっていて、結局いつまでたっても買わないことが多いのだ。
例えば、読みたい小説を見つけても、それが角川から出ていたりすると、次の角川半額セールまで買うのを待っておこうという気になってしまい、そしていざセールが始まっても、お目当ての小説は割引対象外になっていたりして、なんか悔しいので結局買わずに、そのうちその小説の存在自体を失念してしまうという機会損失が起こってしまう。
電子書籍が普及していなかった時代には、こんなことは起こらなかったのにと思うと、なんだかとてももったいないことをしているような気がする。
その背景には、電子書籍を売る側にも買う側にも、「所詮はデータだ」という気持ちがあるように思う。
書籍といっても所詮はデータなので、売る側は定期的に半額セールなどの大幅値引きをやることで客寄せしやすいし、その結果、買う側にも、紙の本と同じ値段で買うなんてばかげているという意識が植え付けられてしまうのだ。
そんなこと深く気にせずに、読みたい本が現れたタイミングで買えばいいのだが、なんか気になってしまうのである。
自分でもせこいとは思うのだが、なかなか定価で買うことができない。

 

 

いまこれを書いていて思いついたのだが、同じような問題に、「Netflixにはいつ加入すればいいんだろう問題」がある。
Netflixは入会して最初の一ヶ月は無料なのだが、一ヶ月もあると観たかったドラマや映画はあらかた観尽くしてしまい、観るものがない状態になってしまう。で、そこで退会してしまうと、料金が全く発生せずに終了する。
そしてそれから一年くらいたつとNetflixから「もう一度、一ヶ月の無料体験をしませんか?」という案内がくるので、ちょっと覗いてみるかーと、再入会することになる。ただ、また一ヶ月もあると、自分の興味のあるコンテンツは大体観尽くしてしまうので、やっぱり退会して料金が発生しない。
これいつまでたっても課金されないような気がしてきて、心配になってしまう。
自分でもせこいとは思うのだが、なかなか課金することができない。