坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

発達障害グレーゾーンな俺

今日も一日どこにも出かけずにずっと家でゴロゴロして過ごした。やっぱゴロゴロしてるんが一番ラクでええわ。


この連休前から「発達障害グレーゾーン」っていう本を読み始めててんけど、あんましボリュームなくてすぐに読み終えてしまったわ。
発達障害」って最近めっちゃ流行ってるよな。もう猫も杓子も発達障害。「ほら、アタシって発達やからさー」みたいな感じでマクドで女子高生が喋ってるようなイメージにまで陥ってしまってるような気がする。そもそもこれって、社会に出た時に誰もが感じる違和感とか、物事のうまくいかなさみたいなもんの原因を自分の内なるものに求めていった時に、「発達障害」っていう概念があるとめちゃくちゃ説明しやすいんよな。すごい便利な概念やと思うし、出てくるべくして世に出てきたような感じがする。
かくいうこの俺も、むかし通っていた心療内科の先生から「君は発達障害のケがある。」って言われた口で、まあその頃から「発達障害」ってなんなんやろって興味はあってんけどね。でも、正式に診断を受けたことはないので、この本で言う「グレーゾーン」に当たる人間なんやろね。そう思って気になったので今回この本を読んでみた。
まあ、書いてあることは、発達障害まではいかないけど、そのケのある人たちの苦しみだったり、対処法だったり、支援してくれる団体のことだったりについて書かれてあって、そこそこ興味深かったかな。
新卒で入った会社で周囲との雑談に入れなかったりとか、そんな感じで馴染めずに一ヶ月くらいで辞めてしまった人のケースが掲載されててんけど、あーこれまさに俺のことやなって思ってうんうんってなってしまった。今でこそ世渡り術みたいなもんをたくさん身につけて、社会生活に困ったりすることはないんやけれども、そういや昔は苦労してたよなぁって、いろんな昔のイヤな記憶を掘り起こしてしまって途中しんどくなってしまった。
新人の頃に、飲み会の幹事を何度もやらされて、それがうまくできへんくて周囲からフルボッコにされたこととかね、思い出してしんどかった。あんな時に「私は発達障害なので、飲み会の幹事ができません」っていうふうに周囲に説明できて、それを納得してもらえて、さらに配慮してもらえるような職場環境やったら、あんなに苦しい思いすることなかったのになって今にして思う。
それ考えると今の若い人らって恵まれてるよなーって思う。昔は「怠けてる」「サボってる」って思われてたことが、「障害がある」っていうふうに周囲に認知されて配慮してもらえるって、素晴らしいことと違うんかなって思う。あーやっぱ生まれてくるの早すぎたよなぁ。


映画もネトフリで一本観た。「アリーキャット」っていう窪塚洋介が出てるやつ。
窪塚君久しぶりに観たような気がする。「池袋ウエストゲートパーク」の頃でイメージがストップしてたから、この映画に出てくる痩せた中年男の窪塚君観ると結構ショック受けてしまうね。演技も昔の方が絶対によかったと思う。あの頃は天真爛漫な感じで自然に脳天気なキャラが出せてたのに、今はなんかむりやり演技して暗い感じを出してるような気がして、観てて辛かった。
映画の中身も、グラビアアイドル崩れの女優がヒロイン役やってたりと、なんというか全体的に東映Vシネマ的な感じの安っぽいドラマで、あんまり面白みもなかった。
でも、どんなしょうもない映画でも、プロットの立て方やキャラクターの作り方の参考になるかなって思って、頑張って最後まで観た俺めっちゃえらい。


ゲームもPS4のやつで体験版を落としてきてちょっとやってみた。「バイオハザードRE2」っていうやつやねんけど、今から20年以上前に出たバイオのリメイクらしい。
ちょっとやってみたら、確かにこのシーン昔に見たことあるなぁっていう感じで、でもなんで今さらこんなんリメイクするんやろ、ようわからんな。どうせやったら完全新作でVR対応させて欲しかったなと思う。これやったらセールの時に半額になってたら買ってもいいかなって思うレベルやね。あ、でもグラフィックとか演出はすごい作り込まれててよかったよ。でも、これを今更やりたいかと言われると、うーんって首捻ってしまう。