坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

年賀状の辞め時

あーなんか知らん間に正月休みも終わってしまうな。ほんまいろいろやりたいことあってんけど、実家帰ったり親戚づきあいとかやってたら結構外出せなあかんくて、家に帰ってきたら掃除とかやってる以外はダラダラしてしまうし、結局なんにもたいしたことできずに休暇が終わってしまうのは例年通りのパターンやね。
まあ明日から仕事やねんけど、一日行ったらまた土日休みやしで、しばらく心身のリズムが整わずにおかしな感じになりそう。

 

年賀状がそこそこ届いてたけど、俺らいったいいつまでこんな紙でのやり取りを続けることになるんやろね。この「年賀状の辞め時」っていうのが、ここ数年の間の俺の中で一つのテーマになってる。普段は連絡取ってない人でも、年賀状だけはやり取りを続けてる人っていうのんが何人かおって、そういう人といつかは切れなあかんと思いながらもなかなかいつまで経っても切れずにズルズル続いてるのって、どうなんやろって思う。なんか「終活」と絡めて、「本年をもちまして年賀状のやり取りを最後とさせていただきます。いままでありがとうございました。」的なことを書いて一方的に終わらせるのが最近の流行りらしいってどっかで見たな。でも俺まだ「終活」っていう年齢でもないような気もするし、他になんかいい手はないものかと毎年思案しつつ、月日は流れていくのであった。

 

元旦の日は一日暇やったので、ネトフリで「くも漫」という邦画を観た。これ、原作の漫画を読んだことが以前あって、結構面白かったのを覚えてるわ。映画の方も、原作を忠実になぞるような形で作られてて、観ていて安心感があった。くも膜下出血を患った主人公が、風俗で行為中に発症したのを家族バレしないように四苦八苦するところが物語の一番のピークやねんけど、そこもうまく演出されててよかったな。最後の方で、実は全て親バレしてましたっていうオチにつながるねんけど、そこでちょっとほっこりしたね。こういう本来は滑稽になる場面でほっこりさせるところがなんか上手い演出やなって思って感心した。うん、期待せずに観たわりに満足感あってよかったわ。

 

で、さっき、あいのり配信されてることに気づいて観たねんけど、新メンバーの女子がかわいそうなことになってるなぁ。やっぱでっぱりんとモアって最悪やなぁ。ちょっと第一印象悪くても、あんな露骨に牽制していくかね普通。そこは大人やねんから、上辺だけは取り繕いながら、「わからんことあったら相談してねー」みたいな感じで接していくやろうに。テレビに写ってるっていう意識あるんかな。ほんま最近のあいのりは観てて気分悪くなるわ、ガチで胸糞。

2018年で一番よかった映画・小説・ゲーム

去年の内に書いておこうと思ってたことやねんけど、なんか知らん間に年が開けとったわ。
はい、というわけで今日は、2018年で一番よかった映画・小説・ゲームの紹介をしていこうと思う。

 

まずは、映画から。これはもう「カメラを止めるな」一択でしょう。映画館で観たからっていう補正を除外したとしても、やっぱりこれがダントツでよかったなって思うな。
ゾンビ映画を観ていたはずが、いつの間にか劇場のそこかしこから笑い声があがるようになっていって、そこから一気に劇場全体が笑いの渦につつまれていく感じが心地よくて、映画観ててこんなに楽しいなって思ったの、ほんまに久しぶりな気がしたね。そう、この映画の素晴らしいところは「一体感」なんやなって思う。映画の中で映画を撮影してる人たちがたくさんでてくるねんけど、その人らが一生懸命試行錯誤しながらピンチを切り抜けていく様子を傍らから眺めていると、どうしても「うおー、頑張れー!」って気持ちになってきて、それが劇場で大勢で観てる我々全員が一丸となって応援していくっていう構図につながっていってめっちゃ楽しかった。
ラストにはしっかりとホロリとさせられる展開も待ってたり、そこに至るまでの複雑に絡み合った伏線回収の流れも含めて、もう完璧といっていいほど計算しつくされた展開の娯楽作品でした。文句なく昨年のベスト1で、大人から子供まで誰にでもおすすめできる作品やと思う。

 

小説はね、「藻屑蟹」っていうのんが一番よかったって思う。大藪春彦賞の受賞作らしいねんけど、まず著者のプロフィールに驚かされる。62歳無職のホームレスらしい。それで初めて小説書いて応募して商業デビューしはったらしい。もうほんまにこの世界って、年齢とか経歴とか全く関係なしに、とにかく面白い小説書いたもん勝ちのなんでもありのバーリトゥードの世界やねんなって思った。
で、小説の内容もプロフィールに負けず劣らずすごかった。福島の原発で除染作業をやってる人たちの話やねんけど、そこに巨額のお金が絡んできて、欲と金にまみれた人間たちがゴタゴタするっていう内容で、結局最後は「人間、お金じゃないよね」っていうありがちなオチにつなげていくねんけど、でもあのラストには痺れた。うん、最後にああいう展開をもってきたっていうのんが、やっぱすごくうまいっていうことで評価されたんとちがうかな。

 

ゲーム部門は、「Firewall Zero Hour」しかないでしょう。
いやー、もう二度と自分を夢中にさせるようなオンラインFPSは金輪際現れることがないやろうと思っていた俺の前に、突如現れたこのゲームは開始後30分で完全に俺の心をつかんで離さなくなってしまった。
ゲームの世界に入り込んで、生身の敵と相対する臨場感。マトリックスのように仮想空間の中に入り込んで敵と戦うという体験が、自宅で手軽にできるようになったんやなっていうことを力ずくでわからされてしもたがな。
FPSとしては平凡な作品やねんけど、VRになっただけでこれだけ面白くなるっていうのがわかったのが、今後のゲームの可能性を考えた時にすごく重要なことなんと違うやろか。
ただ、残念な点が一つあって、VRなので目がすごく疲れるので、あんまり長い時間できへんっていうことかな。歳のせいもあるんかもしらんけど、若い頃みたいに毎日何時間もぶっ通しでやったりすることはせずに、週末だけでシコシコレベル上げて楽しんでるような感じになってる。それでも十分楽しいけどね。

 

以上、2018年で一番よいと思った映画・小説・ゲームでした。去年は漫画(アニメ)で面白い作品と出会えなかったのが残念といえば残念な気がする。

今年の振り返りとか

今年一年を振り返ると、災害の多い年やったなーっていうのんが一番印象に残ってるかな。ほんまなんやねんって思うくらいに、仕事休みになったことが多かった。
朝、会社行こうとして家出たところでグラグラっと揺れて、それで電車運休で一日仕事休みになったことあったし、大雨とか台風のせいで外出れんくなって仕事休みになったり、あるいは仕事昼までで帰らされたりと、サラリーマンにとってはなにげにラッキーなことが続いてくれてよかった年でもあるねんけどね。あーでも被災してる人のこと考えたら喜んだらあかんねんけど、不謹慎やってわかっててもやっぱり突然仕事が休みになるのは非常にありがたいことでした。
けど来年は、もう災害はこんといてほしいなぁ。仕事休みになるんは嬉しいねんけど、やっぱりガチで身の危険感じたりすることあると、心臓に悪いわ。

 

このブログのことを考えると、まず年明けに、はてブホッテントリを感情分析するサービスを作ろうと思いついて、そのことをブログに書いたら、いきなりホッテントリ入りして結構バズったのがビビった。あれだけ大勢の人たちから後押しされてしまったので、後にひけへんくなって、三ヶ月位かけて必死こいて作り上げたものをリリースしたら、それもまたまたホッテントリ入りしてバズってしまった。
こういうブクマ駆動型の開発スタイルって、プロダクトが完成するまでのモチベーションを維持していくっていう意味で、結構いいかもしらんね。あんまりやりすぎたらそれはそれでみんなから怒られるんやろうけど。
ここで作り上げたサービスは、残念ながらコスト面で維持していくことが難しいので今は止めてるねんけど、ソースは公開してるし、ちょっとやる気のある人が自分で動かしてみたり簡単にできるようにしてあるので、それでよしとしておきたい。

今後もまた何か作って、個人Webサービス界隈を盛り上げていくことができたらええねんけどね。

 

他には、自分自身のことでは、この春から小説の書き方を教えてくれる学校に通い始めたことが大きな変化やと思う。
子供の頃から小説読むの大好きで、いつか自分でも何か書いてみたいと思う気持ちが心のどこかにあり続けて、でもいつまでたっても何も書かずにこれまで来てしまって、そろそろ結果を出さないと一生が終わってしまうんじゃないのかという危機感みたいなものを抱くようになってきたので、思い切ってこの学校に通ってみることにした。
小説の書き方なんて、他人から教わって身につくものではないと個人的には思ってるねんけど、自分の身銭を切って、ああいう場所に毎週定期的に通って、そこでプロの作家の話を聴くということが、自分の中でのモチベーションを上げていくことにつながっていくんではないかなと思ってる。
とはいえ、学校に通いはじめてもう半年以上になるねんけど、まだ何も作品を書きはじめてすらないねんなぁ。
今までの授業内容はいわば理論編で、来年の頭からはいよいよ実践編に入っていくことになっているらしくて、そこで二万字の短編小説をみんなが書くことになってる。
これ、ほんまにガチでやろうと思ってる。なんか一本でもいいから自力で作品を書き上げることができたら、それが自信になって、次以降の作品につながっていきそうな気がするので。

そばしゃぶがおいしかった

昨日は、大人の社交場が年内最終日やったので、ご挨拶がてらお邪魔してきた。
午前中は大掃除で、昼からは映画鑑賞会やった。
大掃除は、またまた窓際のブラインド掃除の担当を任命されてしまった。背がでかいから、毎年絶対あれに任命されてしまうねんな俺。いつもは二人でやるねんけど、今年は人数不足のせいか一人でやらされて疲れたわ。腰がまあまあキツかったかな。
昼からはみんなで「オーシャンズ8」っていうやつ観てんけど、このシリーズ観たんって初めてやわ。有名な映画やけど、チーム組んで泥棒する話?っていう予備知識だけはあって、そんなルパン三世みたいなやつ昔からよくあるやんってなって、今まで一度も観たいと思わんくてスルーしてた。
案の定開始後5分くらいで、寝てしまった…。なんか登場人物が次から次へと入り乱れて話もよくわからんくなってきて、これ8人やからまだラクやけど、13人おったらわちゃわちゃして大変やろなぁーとか考えてる内にいつのまにか意識失ってたわ。ほんで実際に盗みに入るシーンのところでちょうど目が覚めて、そっからは割とドキドキ・ハラハラな展開が続いてたから一睡もせずに最後まで見終えることができました。まあまあ面白かったかな。もうちょっと話が二転三転して主人公たちがピンチに陥ったところをあっと驚く展開でもってひっくり返すような感じになってたらよかったねんけど、終わり方も非常にあっさりしてて物足りなかったかも。
観終わった後、みんなで感想言い合ったりして、それは楽しかったかな。いっつも映画って家で一人で観てるから、こういう機会は大事やね。

 

ほんで今日は、嫁さんと義母さんと義兄さんの四人で天王寺でお食事会してきた。
なんか会ったときからやたらめったら義母さんが腕組んできたりベタベタしてくるねんけど、もしかして俺に気あるんちゃうかなあれは。まあ一人暮らしやから寂しいんやろね、話し相手もなかなかおらんみたいやし。
食事はあべのハルカスの下のレストランで、そばしゃぶを食べた。これめっちゃ変わってておいしかったわ。おそばをしゃぶしゃぶのようにして食べるっていうのは初体験で、今までやったことのない食べ方やったから面白かった。もちろん普通にお肉もしゃぶしゃぶするねんけど、あっさりとこってりの絶妙のハーモニー感が最高です。
俺以外の三人は少食でぜんぜん食べへん人たちやから、必然的に俺が残飯整理係になってた。お肉もライスもお蕎麦も、俺一人で二人前くらい食べてたんと違うやろか、めっちゃお腹いっぱいんなったわ。
その後、下の階に美術館があるねんけど、そこでエッシャー展やってたからみんなで絵画鑑賞会になだれ込んだ。エッシャーって、あの有名なだまし絵みたいなやつ描いた人やんね。もちろんあの有名なやつのオリジナルが展示されてるねんけど、あの人それ以外にもたくさん作品残してて、普通の木版画みたいなんもたくさん展示されてた。当たり前やけど上手やね、めっさ手先器用な人やわ。商業広告用の絵もたくさん描いてたり、多産な人やったみたい。
いやー普段は美術館なんか絶対に行かへんから、急にこんなとこ来たらどういうふうに振る舞ったらええんかわからんようになってしまうね。ああいう静かな環境でたくさんの人がじっと一点見つめてるって、なんか妙な感じする。

ブラック・ミラーの新作がすごかった

今日は仕事納めやったから、帰り際に「今年はお世話になりました、また来年もよろしくお願いします。」合戦があちらこちらで始まったので、巻き込まれんようにして慌てて退散してきた。あれ苦手やねんなー。異動とかでほぼほぼ二度と会うことなくなるんやったらわかるねんけど、なんで年が明けたらすぐにまた会うことになる相手に、いちいちそんな儀礼的なことせなあかんねんやろって思ってしまう。

 

それはそうと、さっきネトフリでブラック・ミラーの新作観ててんけど、いやーすごかった。素晴らしい、この一言につきる。
もともとこのシリーズはいつも、1話完結のエピソードをオムニバス形式で何話かまとめてリリースされてきててんけど、今シーズンは趣向がいつもと違ってた。今回はエピソードは1つだけやねんけど、ドラマを観ていると、ときどき画面の下に選択肢が出てきて選べるようになってて、その選んだ選択肢によってストーリーが分岐するようになってるねん。昔のアドベンチャーゲームというかゲームブックみたいなノリでドラマが進んでいくのをイメージしてもらえたらわかってもらえるかな。
まあでもちょっと変わった仕組みを取り入れてみただけで、そんなことで肝心のドラマが面白くなったりするもんなんかなと懐疑的に思いながら最初観ててんけど、途中からどんどんと引き込まれていって、気づいたら一気に最後まで観てしまってたよ。
面白いのが、このドラマの主人公の青年はゲームデザイナーで、ドラマの中で分岐選択型のアドベンチャーゲームを開発していたりして、なんかその時点で入れ子構造みたいになってるなって気付かされるねん。ほんで、そのうちドラマの中の登場人物が「我々の意識は実はこの世界の外側にあって、我々の行動は実は外部から操作されているんだ!」とか言い出して、もうこのあたりからゾクゾクしてきたわ。「外部」って、このドラマを観てる俺自身のことやんか!ってなってきて…
で、だんだんそういうメタな方向性で話が展開していくようになってきて、二重にも三重にも入れ子構造になっていく世界観が気持ちよすぎてたまらんくなってくる。
いやー、ぜひぜひネトフリに加入されてる方はこれは観ていただきたい、というか体験していただきたいですね。
何度かコンティニューっぽいことしながら、一応エンディングまでたどり着くことはできてんけど、これってどう考えてもバッドエンドやんなって思う。でもこのシリーズ自体、バットエンドで終わる話がものすごく多いので、これが本当の終わり方なんかなー。もしかして分岐選択によっては、違った形の終わり方もあったりするんやろうか。

スマホ決済の夜明けは遠い

今日は会社帰りにユニクロに寄って買い物してきた。
こないだ大人の社交場へ行った時に、俺以外の利用者さんが全員赤色の服着てて、俺だけ地味なねずみ色のパーカーみたいなん着とって、スタッフさんから「坂本さんも赤い服ぜひ着てきてください。冬はどうしても黒とか白とか地味な色に落ち着いてしまいがちですからねー。」って言われて、ああそんな風に考えたこと今までなかったなぁって思って。赤は俺のカラーじゃないねんけど、確かになんかあったかそうやなぁって。けど俺、赤い服なんて一着も持ってないから、また今度ユニクロで買ってこようって、そん時からずっと思っててん。
ほんで梅田のユニクロ、それも茶屋町にあるでかい方に行ってきたら、あそこの4Fの一角にTシャツ売り場があるの見つけて、そこの品揃えがものすごくて圧倒された。ユニクロが出してるTシャツのことUTっていうねんけど、UTブランドで出してるほとんどのTシャツ置いてあるんちゃうやろか。おもしろTシャツが大好きな俺には絶好の釣り場やなと思いながら、しばらく物色してた。ほんなら、ディグダグゼビウスのTシャツが売ってて、これネットで観た時からずっと欲しかったやつやねんけど、全部SとかMとかばっかりで、残念ながら俺の体にあうXLサイズのやつが一枚も売ってなかった。やっぱでかいやつから売れていくんかなーとか残念に思いながらその場を後にした。
結局買ったんは、赤色のフルジップジャケットが1200円くらいで売ってたからそれにした。安いよなー、結構しっかりしてるのになんでこんな値段で出せるんやろね。ベトナム製やって。
んで、レジ持ってった時に、クイックペイが使えるって書いてあったから、しめたとばかりにスマホ取り出して「ク…クイックペイで払います!」って店員さんに言うたら、「はいっ?」って顔一瞬されて、「あぁ、クイックペイですね…」って言われて、なんかレジのボタン押さはってんけど、うまくいかへんみたいで大分待たされてしまったよ。よっぽどもう現金で払おうかと思ってそう言いかけてんけど、そうしたら準備できたみたいで「タッチしてください」って言われてタッチしてちゃんと決済できた。あーこれあれやなー、あんまり使う人おらへんから、店員さんもあんまり慣れてなくて、機械の方も「え?俺の出番なんか?ほんまか?」みたいな感じで半信半疑でやってるんちゃうやろか。まだまだスマホ決済の夜明けは遠いなーと思わされた事象でした。

 

家帰ってきてあいのり観てたら、ゆうちゃん告ってたね。これまた一人で突撃して自滅するパターンやん、ったく最近の若いヤツはなんでみんなそんな無謀なことばっかりするんやろって野次飛ばしながら観てたら、なんと結果はOKやったからビビった。まあでもあり得るっちゃあり得る話やよなぁ。あんな一途で清純そうな感じの女の子から告られたら、受け入れんと罰当たりそうな気は確かにする。これ男女が逆やとこうはなれへんのが悲しいところやなって思ってたら、それって勇ちゃんのパターンやってことに気づいて若干苦笑してしもたわ。まあなんにせよよかったかな、お似合いやしね、この二人、ええんちゃうのん。で、でっぱりんの悪行はどこへ行ったの?トムとの確執は?問題はそこやろが。このまま有耶無耶では終わらせへんぞ。もうひと悶着あることに期待。

とある放送作家の話を聞いてきた

今日は晩から、例の小説学校で公開講座が開かれてたから、仕事あがりに行ってきた。
講師は、とある大物?の放送作家の人で、「夜はクネクネ」とか「パペポ」とか、関西に昔から住んでる人やったらよう知ってるTV番組の担当をやってた人らしい。もう70歳くらいの人やねんけど、まだまだ現役でお弟子さんたくさん抱えてそっち関係の事務所を経営してるらしい。パッと見た感じは、なるほど大御所感ありまくりやったね。
講座の内容はそこそこ面白かったし、ためになるようなこともたくさん言うてはった。ただ、昔の人やから「手書き」にものすごいこだわってはるみたいで、原稿書く時にパソコンは絶対使うなって断言してて、ちょっとげんなりしたけど…
その人の話で一番面白いなと思ったのは、その人が若い頃に脚本書きの練習をさせられた時の話かな。とあるドラマの脚本を三等分して、始まりと終わりの部分だけ残して真ん中の部分はどっかに隠しとくねんて。ほんで、まずは始まりの部分を写経して、次に終わりの部分を写経して、最後に真ん中の部分にどんなことが書かれていたら面白い展開になるかを考えて自分で創作してみるんやって言うてた。これを実際にやってみると、オリジナルの脚本よりも数段面白いものが出来上がったりすることがあったりするらしい。へぇーって思った。
だから、小説家を目指してるんやったら、適当な小説を買ってきて、頭とお尻の部分を写経して、そのつながりの部分の展開を自作してみる練習をするのがよいって言うてはって、ちょっとこれはやってみたくなったかな。

 

今日の講座が始まる前、教室に入って適当な席に座ったら、ちょうど俺の前に座ってた女性が、同じクラスの人やったので、ちょっと迷ったけど「こんにちわ」って声かけたら「はいっ?」っていうリアクション返されてだいぶ精神的にめげた。ラインでつながってて、そこそこ絡んでる人やねんけどなぁ、やっぱリアルのつながりはまだまだ弱いんかなぁ。てかそれとも、今の若い人ってこんな感じなんか。ネットとかSNSでは親しいようでも、リアルでは挨拶もしないみたいなクールな感じなんですかね。ちょっと若い人の距離感のとり方がわからなくて困っているオジサンになってしまったよ。それでも帰り際にめげずに「さよならー」って声かけたら、そん時は笑顔で返事返してくれたよ。とりあえず挨拶友達には昇格できたんかな。