坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

とある放送作家の話を聞いてきた

今日は晩から、例の小説学校で公開講座が開かれてたから、仕事あがりに行ってきた。
講師は、とある大物?の放送作家の人で、「夜はクネクネ」とか「パペポ」とか、関西に昔から住んでる人やったらよう知ってるTV番組の担当をやってた人らしい。もう70歳くらいの人やねんけど、まだまだ現役でお弟子さんたくさん抱えてそっち関係の事務所を経営してるらしい。パッと見た感じは、なるほど大御所感ありまくりやったね。
講座の内容はそこそこ面白かったし、ためになるようなこともたくさん言うてはった。ただ、昔の人やから「手書き」にものすごいこだわってはるみたいで、原稿書く時にパソコンは絶対使うなって断言してて、ちょっとげんなりしたけど…
その人の話で一番面白いなと思ったのは、その人が若い頃に脚本書きの練習をさせられた時の話かな。とあるドラマの脚本を三等分して、始まりと終わりの部分だけ残して真ん中の部分はどっかに隠しとくねんて。ほんで、まずは始まりの部分を写経して、次に終わりの部分を写経して、最後に真ん中の部分にどんなことが書かれていたら面白い展開になるかを考えて自分で創作してみるんやって言うてた。これを実際にやってみると、オリジナルの脚本よりも数段面白いものが出来上がったりすることがあったりするらしい。へぇーって思った。
だから、小説家を目指してるんやったら、適当な小説を買ってきて、頭とお尻の部分を写経して、そのつながりの部分の展開を自作してみる練習をするのがよいって言うてはって、ちょっとこれはやってみたくなったかな。

 

今日の講座が始まる前、教室に入って適当な席に座ったら、ちょうど俺の前に座ってた女性が、同じクラスの人やったので、ちょっと迷ったけど「こんにちわ」って声かけたら「はいっ?」っていうリアクション返されてだいぶ精神的にめげた。ラインでつながってて、そこそこ絡んでる人やねんけどなぁ、やっぱリアルのつながりはまだまだ弱いんかなぁ。てかそれとも、今の若い人ってこんな感じなんか。ネットとかSNSでは親しいようでも、リアルでは挨拶もしないみたいなクールな感じなんですかね。ちょっと若い人の距離感のとり方がわからなくて困っているオジサンになってしまったよ。それでも帰り際にめげずに「さよならー」って声かけたら、そん時は笑顔で返事返してくれたよ。とりあえず挨拶友達には昇格できたんかな。