坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

ウォールクライミングをやってきた

前から興味を持っていた、ウォールクライミングにチャレンジしてみる機会があったので、やってきた。

大阪府民の森というところの屋外に、ウォールクライミングの施設があって、そこで事前予約して2500円払うと、初心者体験講習会というものに参加できる。

ライミングには、ハーネス(腰に装着して、ここに命綱をつける)とクライミングシューズが必要なのだが、これらは現地で貸してもらえるので、普通の服装で手ぶらで行っても全然大丈夫だった。

 

講習会の流れだが、まず最初にウォーミングアップ的な体操を全員でやって、その後、登る際の注意点などについて簡単な説明を受ける。

準備的なものはそれだけで、あとは実際にクライミングの実践に入っていく。

 

最初はまず、初心者用のコースから攻めてみることにした。

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登る時は、命綱を握って指導してくれるスタッフがマンツーマンでついてくれるので、特に不安は感じなかった。

けれどもこれ、他の人が登っているのを下から眺めている分には全然楽勝に思えるのだが、いざ自分の順番が回ってくると、かなり勝手が違うことに気付かされる。

僕は最初、登り始めて10秒後に、掴んでいたでっぱりから手を滑らせてしまって墜落してしまった。命綱がなかったらこの時点で大怪我をしていただろう。

これはなかなか手強いなと思い、ふんどしを締め直して再チャレンジしてみたが、自分の身長ほどの高さをちょっと超えて登ったくらいで、すでに握力が限界に達してしまった。

足元に目を移すと、結構高くまできているように感じてしまって、ちょっとした恐怖感が芽生えてくる。足を乗せているでっぱりも、かろうじてつま先がひっかかるくらいの小さなもので、非常に心もとなく、ここで精神的にかなり不安になってくる。

うーん、これはちょっと厳しいなと判断してギブアップ。「テンション!」と叫ぶと、スタッフが命綱を操作して、下まで僕を下ろしてくれる。

初心者用のコースでこんなに難しいのかと、絶望させられた。

 

そして次に僕は、何を思ったのか無謀にも、中上級者向けの壁にチャレンジしてみることにした。

それがこちら。

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写真を見ていただけるとわかる通り、かなりの高さだ。ビルでいうと3~4階くらいの高さになるだろうか。あそこまで登ればかなりの恐怖感があるだろうが、その時の爽快感はすごそうだ。

それにこのコース、ちょっと癖があって、壁が垂直ではなく、少し反り返っているのだ。SASUKEで山田が苦しめられた「反り立つ壁」みたいな感じで、それが頂上にいくまでに三ヶ所くらい用意されている。

もちろん僕がチャレンジした時は、最初の反り立っている箇所で握力がプルプル限界にきて、すぐに下ろしてもらった。

そこでスタッフの方にいくつかアドバイスをいただいたのだが、この競技は手の力で登るのではなく、足の力がメインで登っていくものらしい。先に足場を固めて、両手はあくまでサポート的な感じで使っていくのが正しいらしい。

そして、正面から壁に張り付くのではなく、体の横を壁面につけて登っていく方が楽に登れるそうだ。

 

その後、再び初心者用の壁に戻り、チャレンジしてみるも、中ほどまで登ったところで、進むべき方向を見失ってしまい、詰んでしまった。次にどこを掴んだり足をかければよいのかが、完全にわからなくなってしまったのだ。登り進めていくと、視界はかなり限られてくるし、下で俯瞰的に見ていた時のような感じにはなかなかならないものだ。

まったくこれはなかなか奥が深い競技だと思う。最初はシンプルなアクションゲームだと思ってやり始めてみたら、実は高度な戦略性が問われるパズルゲームだったという印象だ。

 

結局、講習の2時間ほどの間で、3回クライミングにチャレンジしてみたが、どれもほとんど上まで登れずに終わってしまった。けど、実際にやってみることで色々な気づきがあってなかなか楽しかった。

次の日は、体のありえない部分が筋肉痛になっていた。普段全く使っていない箇所の筋肉を瞬間的に酷使してしまったのだろう。

またやってみたいけど、もう少し簡単なコースで地道に練習をつんでから挑みたいような気もする。というわけで街中にあるようなボルダリングジムに通ってみることを検討中である。

この競技は、次のオリンピックで正式種目に採用されたということで、なんか時代がきつつあるのかなという気はしているので、みなさんにもおすすめです。楽しいのでぜひやりましょう。