坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

ブラック・ミラーの新作がすごかった

今日は仕事納めやったから、帰り際に「今年はお世話になりました、また来年もよろしくお願いします。」合戦があちらこちらで始まったので、巻き込まれんようにして慌てて退散してきた。あれ苦手やねんなー。異動とかでほぼほぼ二度と会うことなくなるんやったらわかるねんけど、なんで年が明けたらすぐにまた会うことになる相手に、いちいちそんな儀礼的なことせなあかんねんやろって思ってしまう。

 

それはそうと、さっきネトフリでブラック・ミラーの新作観ててんけど、いやーすごかった。素晴らしい、この一言につきる。
もともとこのシリーズはいつも、1話完結のエピソードをオムニバス形式で何話かまとめてリリースされてきててんけど、今シーズンは趣向がいつもと違ってた。今回はエピソードは1つだけやねんけど、ドラマを観ていると、ときどき画面の下に選択肢が出てきて選べるようになってて、その選んだ選択肢によってストーリーが分岐するようになってるねん。昔のアドベンチャーゲームというかゲームブックみたいなノリでドラマが進んでいくのをイメージしてもらえたらわかってもらえるかな。
まあでもちょっと変わった仕組みを取り入れてみただけで、そんなことで肝心のドラマが面白くなったりするもんなんかなと懐疑的に思いながら最初観ててんけど、途中からどんどんと引き込まれていって、気づいたら一気に最後まで観てしまってたよ。
面白いのが、このドラマの主人公の青年はゲームデザイナーで、ドラマの中で分岐選択型のアドベンチャーゲームを開発していたりして、なんかその時点で入れ子構造みたいになってるなって気付かされるねん。ほんで、そのうちドラマの中の登場人物が「我々の意識は実はこの世界の外側にあって、我々の行動は実は外部から操作されているんだ!」とか言い出して、もうこのあたりからゾクゾクしてきたわ。「外部」って、このドラマを観てる俺自身のことやんか!ってなってきて…
で、だんだんそういうメタな方向性で話が展開していくようになってきて、二重にも三重にも入れ子構造になっていく世界観が気持ちよすぎてたまらんくなってくる。
いやー、ぜひぜひネトフリに加入されてる方はこれは観ていただきたい、というか体験していただきたいですね。
何度かコンティニューっぽいことしながら、一応エンディングまでたどり着くことはできてんけど、これってどう考えてもバッドエンドやんなって思う。でもこのシリーズ自体、バットエンドで終わる話がものすごく多いので、これが本当の終わり方なんかなー。もしかして分岐選択によっては、違った形の終わり方もあったりするんやろうか。