坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

声に出す

僕は最近、たまにではあるのだが、Facebookで繋がっている知り合いに向けて、ツイキャス配信をすることがある。顔を出しての動画配信はちょっと気恥ずかしいので、音声だけのラジオ配信だ。

聴いてくれているのは、昔の友人・知人ばかりなので、あまり気を使わずに言いたいことをざっくばらんに話しているだけなのだが、これが結構楽しい。今の自分はこんなことを考えているとか、最近アイツはこんなことをやっているらしいとか、そんなどうでもいいようなことをグダグダと小一時間ほど話し尽くして、配信が終わった後はすっきりとした気持ちになる。

 

ついこの間やった配信では、「いま僕がやってみたいこと」について語ったのだが、そこで僕は次の3つのことを「やってみたいこと」として挙げた。

 

  • ボルダリングをやる
  • 気になっている駆け出しのアーティストのライブに行く
  • 小説を書く

 

ボルダリングについては、かなり昔に観た映画「ミッション・インポッシブル2」の冒頭で、トム・クルーズが岩山を素手でガシガシ登っていくシーンに魅せられた時からずっとずっとやってみたいと思っていた。でもこれまであまり気軽に試す機会がないままずっとここまで来てしまっていて、もうそろそろ体力的にもそういう運動系の趣味を始めるのも難しい年齢になってきていることに最近焦りを感じていたので、それで「いまやってみたいこと」として挙げてみた。

ツイキャスでそんな話をした後しばらくして、たまたま新聞をぼんやり眺めていたら、大阪府がやっている公園施設で、ウォールクライミング初心者講習を三千円くらいで受けることができるという紹介記事が目に止まり、迷うことなく参加を申し込んだ。

 

気になっている駆け出しアーティストとは、R!Nさんという若い女性のシンガーソングライターのことなのだが、半年ほど前に彼女がツイキャスで弾き語りをしているのをたまたま聴いた時に、その歌声に完全に心を奪われてしまって、これはライブで聴いたらさぞかし感動できるだろうなと思ったのがそもそものきっかけだ。

調べてみると、東京の方でよく路上ライブをされているらしいのだが、僕は関西在住なので参加することは難しいので半ば諦めていた。ところが、ツイキャスでそんな話をした後しばらくして、大阪の中之島のイベントで彼女が路上ライブをやるという情報が入ってきて、それが来週なので参加してこようと思っている。

 

小説については、創作というものがどういうものなのか自分でもよくわかっていなくて、そういうことについて学ぶことができるような場所があればよいなと思っている。

そこで、小説を書く上での技法を論理的に教えてくれるような教材や講座が世の中にないかどうか、意識して探すようになった。

書き始めるための環境を構築するというか、まだぜんぜんそんな段階なのだが、それでもツイキャスであんな話をしなければ、そういう動きを自分がすることも全くなかっただろうと思う。

 

と、まあこんな感じで、ツイキャス配信で僕が話したことが、ぼちぼちと実現に向けて動き出している。ここまでこれを書いてきた僕が思うに、何かやってみたいけどちょっと躊躇しているようなことがあれば、それを人前で思い切って声に出して言ってしまうということは、わりと大切なことなのではないかということだ。

なんとなくやってみたいなとか、そういいうことを心の中であいまいに留めておくと、そのままぼんやりとした状態のままで立ち消えてしまう。誰かが聞いてくれている場所で声に出して言うことで、改めて自分の潜在意識に強く刷り込まれて、実現に向けて体が動き出そうとするし、それに伴って、周囲の環境も自分の動きに呼応して助け舟を出してくれるような感覚が得られるのだ。