坂本から君へ

さかもとのブログ。自分語りとか世間話とか。大阪にいる。

おかしな婚活サイト

nakazye.hatenablog.com

 

 

こちらのエントリを読ませていただいて、昔自分が使っていた婚活サイトのことをふと思い出した。

 


通常こういった「男女の出会い」を目的としたサイトは、入会すると最初に自分のプロフィールを登録させられて、次に希望する交際相手の年齢なり趣味なり職業なりで検索をかけ、その中からめぼしい人を見つけ、メールでの交際を申し込むといった流れになっている。
僕が使っていたサイトは、そのあたりが少し異なっていて、サイトの表向きは「性格診断サイト」という形になっていたのだ。
当時の僕は、かなりメンタルをやられていて、自分についてよくわからなくなっていた時期だったので、グーグルでいろいろ人間の性格のこととかについて調べてる内に、そのサイトにたどりついたのだった。
そのサイトに入って、いろいろと出される質問に答えていくと、最後に「あなたは○○タイプです!」というふうに、類型化を行ってくれる。
そこで、「なるほど自分はこういう人間なのかー」と納得して終わりではなくて、さらに「○○タイプのあなたは、××タイプの女性と相性がいいですよ。その理由はこうで…」という風に、理想の交際相手のタイプを教えてくれるようになっている。
そしてさらに、「××タイプと判定されている女性がこのサイトに○名登録されています。あなたにおすすめの方をリストアップします!」といって、頼みもしないのに勝手に交際相手をレコメンドしてくれる。
そして最後に、「もしよろしければ、どなたかとコンタクトを取ってみませんか?」というふうにすすめてきて、そこから女性とコミュニケーションを取ろうとする段階で、初めてシステム利用料がかかるという流れになっていた。

 

 

この、一見「性格診断サイト」だと思わせておいて、実はサイトを利用している男女をマッチングさせていくという仕掛けが、不自然だと感じさせないような流れで実装されていて、よくできているなと当時は思っていた。
「婚活サイト」というと、「うっしゃーいっちょ気合い入れて結婚相手みつけるぞー」とか、意気込んだ感じの人が多そうで、なんかげんなりしてしまいそうだが、そういう場所から遠く離れた感じの導入から始まっているので、あんまり肩肘張らずに気の合う女性を探すことができたように思う。

 


残念に思うことは、そのサイトを使っていたのはもう10年以上前のことで、今はもうサイトが消滅してしまっているということだ。
あまり人に話したことはないが、妻とはそのサイトで知り合った。